異動先の仕事が合わなくて困っている。
前の部署ではそれなりに活躍できていたのに、新しい部署に配属となると活躍するどころか怒られてばかり。
- なぜこんなことになってしまったんだろう?
- どうしたら前の部署のときのように活躍できるだろうか?
- 異動先の仕事がどうしても合わなかったら、環境を変えた方がいいんだろうか?どこまで我慢したらよいのかがわからない

と悩んでいませんか?
私も会社人生の中で5回の異動を経験していますが、若いときは、前の部署とのギャップが大きく悩んでいました。というのも、新しい職場に変わった途端、自分の実力が発揮できないような気がして。
ただ、何度か異動を繰り返しているうちにコツがつかめてきて、比較的早いタイミングから異動先の部署で自分の力を発揮できるようになってきました。
本記事では、私の異動経験に基づいたノウハウを紹介します。
本記事を読んでいただくと以下の内容がわかるようになっています。
異動先の仕事が合わなくて困っている方は、是非一読いただき、異動先の部署で活躍できるヒントを掴んでください!
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前の部署で活躍できたのに異動先の仕事が合わないときに考えられる5つの原因
前の部署で活躍できたのに異動先の仕事が合わないときに考えられる5つの原因を紹介します。
自分がどの原因にあてはまりそうか、確認してみてください。
原因①前の部署と求められるスキルが異なるため

前の部署と異動先の部署では求められるスキルが異なっていませんか?
求められるスキルが異なれば、仕事ができなくなったように感じる、または、周りから見られるようになるのは当然ですよね。
例えば、経理担当の方が、営業の部署に異動になったときなど、求められるスキルは全くことなりますよね。経理は事務処理能力が求められるのに対して、営業は提案能力や対人スキルが求められるますよね。
原因②前の部署と求められる知識が異なるため

前の部署と今の部署で求められる知識が異なっていせんか?
いわゆる業務知識です。どのような仕事においても、その業務特有の知識がありますよね。例えば、流通業界、証券業界、それぞれで求められる業務知識が全く違います。
部署が変わったことによって、求められる知識自体が変わってしまうと、そもそも何について話をしているかさえわからなくなってしまう可能性もあります。その状態ですと、すぐには活躍するのは難しいですよね。
原因③前の部署と上司のタイプが異なるため

前の部署と上司のタイプが異なっていませんか?
例えば、報連相を頻繁に求める上司もいれば、それほど気にしない上司もいます。また、部下に自由に仕事をやらせて、責任は自分が取るというタイプもいれば、部下に細かい指示を出してコントロールしようとする上司もいます。
上司が代われば、多かれ少なかれ、やり方は変わってきます。
ということは、前の部署の上司とのやり方を引きづっていても、うまくいかないということですね。
原因④前の部署と仕事の進め方が異なるため

前の部署と仕事の進め方が異なっていませんか?
例えば、個人でアウトプットを作る作業が多い仕事とチームでディスカッションしながら意見を集約していく仕事では全然違いますよね。
また、プロジェクト組織と機能型組織の仕事でも仕事の進め方は大きく変わります。
原因⑤仕事の基礎力が不足しているため
仕事の経験年数が長いにも関わらず、異動先の仕事が合わない場合、仕事の基礎力が不足している可能性があります。
ここでいう仕事の基礎力とは、ビジネスマナー、ロジカルシンキング、問題解決力、交渉力、人との関わり方などです。
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前の部署で活躍できたのに異動先の仕事が合わないときの5つの対策

自分の中で異動先の仕事が合わない原因は見つかりましたか?
原因別の対策方法を解説していきます。
対策①前の部署と求められるスキルが異なるとき
スキルを体系的に身につけられる方法がないかを確認しましょう。
異動先の上司がフォローしてくれる場合もあるでしょうが、自ら積極的にスキルを身につける方法がないかを探し求めていく姿勢で臨んだ方が良いと思います。
対策②前の部署と求められる知識が異なるとき
知識を体系的に覚えられないかを周りの方に確認しましょう。
仕事する上での知識が大幅に欠落している場合、上司や同僚に質問しながら知識を吸収していくには限界があるからです。
また、質問で知識を吸収するやり方だと、上司や同僚の時間を拘束することにもなってしまいます。
例えば、業務マニュアル、ホームページ、書籍、研修などで体系的に知識を吸収できる方法がないかを確認するのです。
私は、卸売業界の仕事に携わった経験があるのですが、全く知識がなかったので、書籍で基本的な知識を学習したことがあります。
そうすると、驚くほど、周りの人が言っていることが理解できるようになりました。
対策③前の部署と上司のスタイルが異なるとき
私は、上司のタイプに合わせて仕事のやり方を変えることはあまりお勧めしません。

なぜでしょうか?
上司が部下に求めるものは本質的には変わらないと思うからです。部下への接し方が異なるだけです。
また、上司に合わせてやり方を変えていると、上司のご機嫌を取るような姿勢になってしまいがちです。

ではどうすればよいか?
上司とのコミュニケーションをうまくとるためどうずれがよいかを考えながら、行動するのが良いと思います。上司と合わないと感じるときは、ほぼ100%コミュニケーションの問題ですから。
対策④前の部署と仕事の進め方が異なるとき
郷に入っては郷に従えですね。つまり異動先の部署の仕事の進め方にまず慣れましょう。
ですから、最初は、仕事の進め方が納得できないと思ったとしても、異動先の仕事の進め方に合わせた方よいです。
しばらくたって、異動先の職場で信頼関係ができてきたと感じたら、少しずつ、あなたが思う仕事の進め方を主張してもよいと思います。
対策⑤仕事の基礎力が不足しているとき
仕事の基礎を学習しなおしましょう。
学校の勉強は、知識を体系立てて学習するカリキュラムが整っておりお膳立てをしてくれますが、仕事の勉強は、お膳立ててくれる人はいません。
私は、入社して8年目に異動したときに、原因に挙げた、知識がない、スキルがない、上司のスタイルが異なる、仕事の進め方が異なるの全てがあてはまったことがありました。
新入社員であれば、周りの方は多めに見てくれるでしょうが、入社して数年か経った社員であれば、そうはいかず、周りの方から冷たい目で見られました。
当時は気づかなかったのですが、恐らく、仕事をする上での基礎力が十分ではなかったのです。当時は、ロジカルシンキングについて学習し直しました。その結果、資料作成など他のスキルも上がったように思います。
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異動先の仕事が合わないときに環境を変えるべきか
異動先の仕事が合わないときに環境を変えるべきかの判断条件と、環境を変える方法について解説します。
異動先の仕事が合わないときに環境を変えるべきかの判断条件
具体的でなくて申し訳ないですが、精神的に耐えられるかどうかで判断しましょう。
ですから、その環境で努力を続けることをお勧めしたいです。
とはいえ、精神的に耐えられなくなってしまっては元も子もありません。ですから、精神的に耐えられなくなりそうと感じたら、一刻も早く環境を変えましょう。
異動先の仕事が合わないときに環境を変える方法
異動を検討する場合
人事部の担当に相談してみましょう。異動先の上司にはなかなか相談しにくいと思いますので。
精神的に追い詰められていることを話をしたら、異動願いも比較的通りやすいでしょう。
転職を検討する場合
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前の部署で活躍できたのに異動先で仕事が合わないときのまとめ
本記事では、以下3点を解説してきました。

あなたに合った解決策は見つかりましたか?
もしまだ、どうしたらよいかわからない方に、もう一つの方法があります。
それは、アナロジーで物事を考えることです。
知識、スキル、上司、仕事のやり方など異動先で大きく変わってしまうように見えるかもしれません。ただ、前の部署で実施していたやり方を俯瞰して考えると、異動先の部署に応用できる可能性もあるのです。
例えばですが、営業とシステム開発って全く違う職種のように思いますよね。
ですが、両者とも抽象的な概念から具体的なタスクに詳細化していく、いわゆる段階的詳細化のステップを踏むことは共通しているのです。ですので、両者のステップを比較しながら、考えてみると理解が深まると思います。
両者の違いがあるところは、なぜ違うのか?を考えてみると新たな発見があると思いますよ。
アナロジー思考
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