仕事ができない部下に対して効果の高いの接し方12選

アイキャッチ画像 部下との人間関係

部下が仕事ができなくて困っている方、いらっしゃいますよね?

部下が仕事ができないときって、どんなときでしょう。

    • 部下の能力が不足していて、仕事のパフォーマンスが発揮できない
    • 部下のやる気がないため、仕事のパフォーマンスが発揮できない
    • 部下の経験が不足しているため、仕事のパフォーマンスが発揮できない
    • 部下とのコミュニケーションに問題があるため、仕事のパフォーマンスが発揮できない

といったことですよね。

いずれも上司であるあなたが解決しないといけない問題です。

部下が仕事ができないのは、ある意味当たり前です。部下よりも仕事ができると認められたからこそ、上司になっているわけですよね。

 

ですから、仕事ができない部下がいるから嘆いていても全く意味はありません。それよりも、上司であるあなたが、部下をいかに仕事をできるようにするかに集中してください。

 

本記事では、仕事ができない部下に対して効果の高いの接し方12選を紹介します。

これらの方法を組み合わせながら、部下に接することで、部下は成長できるようになります。是非試してみてください!

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仕事ができない部下に対して効果の高いの接し方12選

仕事ができない部下に対して効果の高いの接し方12選

部下の能力が不足しているときの接し方

仕事量を減らす

部下の仕事量を減らしましょう。

部下が確実にできる範囲で成果を上げることで、自信をつけさせるためです。部下が仕事ができないとき、部下が自信を喪失している可能性があります。

 

自信を喪失している状態だと、本来のパフォーマンスを発揮できないですからね。

 

プライドの高い部下は、自分が仕事ができないから、仕事量を減らされたと感じてしまう可能性があります。逆効果になってしまう可能性もあるということです。

 

ですから、部下の仕事量を減らす場合は、重要な仕事に集中して欲しいので、この範囲でしっかりと成果を上げて欲しいというような言い回しで、丁寧に説明しましょう。

部下の自信を回復することが目的なので。

仕事内容の段取りを立ててあげる

仕事内容の段取りを立ててあげましょう。

 

部下が仕事ができないときは、どうやって仕事を進めればよいかがわかっていないことが多いからです。部下が具体的にどう進めればよいかがわかれば、ある程度仕事ができるようになります。

 

特に若手の社員は、まったく仕事の段取りがわかっていない可能性もありますので、丁寧に説明してあげましょう。

例えば、資料作成を頼む場合でしたら、目次構成、スライドごとの主張+根拠ぐらいまで考えて渡してあげれば、その後の作業はやりやすくなります。

これって、仕事内容を簡単にしていることと同じですね。

部下の能力に応じて、適切な範囲まで段取りを立ててあげることがポイントです。

上司のフォローを増やす

上司であるあなたのフォローの回数を増やしましょう。

フォローの回数を増やすことで、部下の仕事の軌道修正がしやすくなるからです。

例えば、資料作成を頼む場合でしたら、目次構成ができたら、確認。スライドごとの主張+根拠ができたら、確認。資料が完成したら、確認

というように、確認するポイントを増やすことで、フォローするのです。

そうすると、部下の仕事がうまく進めるようになります。

部下のやる気がないときの接し方

キャリアについてディスカッションする

部下とキャリアについてディスカッションしてください。そして、キャリアと今の仕事の位置づけを紐づけしてあげるのです。

それによって、将来目指したいことと、今の仕事がつながっていることに気づき、モチベーションがアップするからです。

キャリアについてディスカッションをする場合は、以下の手順で実施しましょう。

    1. 会社内でのキャリアの選択肢を提示する
    2. その選択肢から、どの道を選びたいのかを確認する
    3. 選択した道を選ぶためには、どんなスキルが必要であるかを、説明する
    4. 今の仕事を行うことで身につけることができるスキルと③のスキルの関連性を説明する
    5. 今の仕事を頑張ることが、将来のキャリアにつながっていることを意識させる

 

このときのポイントは、今の仕事を頑張ることが、将来のキャリアにつながっていることを意識させることです。

 

同じ会社内であれば、多かれ少なかれ、今の仕事と将来のキャリアはつながっているはずです。それを部下に意識させることで、モチベーションをアップさせることができます。

仕事の目標について認識合わせする

仕事の目標について認識合わせをしてください。多くの会社が半期に1度は目標設定をしていると思いますが、その頻度を増やしてみてください。

 

今実施している仕事の目標について腹落ちすることで、上司であるあなたと目指すべき方向性のずれが少なくなります。そうすると、上司と部下の間で、細かいやりとりをしなくても、やるべきことが明確になり、部下が仕事を進めやすくなるのです。

 

結果的に、部下の自主性が尊重されるようになり、モチベーションが上がりやすくなります。

部下がある程度、仕事経験がある場合、一定の役割と権限を与えて、その範囲内では自分で決められるようにしてあげた方がよいのです。

そして、その範囲内で部下がうまくやれるように、上司がサポートしてあげればよいのです。

それをやるためには、上司と部下の目標が一致していることが前提になるのです。

仕事内容を変える

部下の仕事内容を変えてください。特に、部下が特定の仕事を長期間実施しているような場合は、仕事内容を変えることがモチベーションアップにつながります。

 

誰しも同じですが、同じ仕事ばかり実施していると飽きがくるのは仕方がないことです。適度に刺激を得られるような仕事を与えてあげることも上司の仕事なのです。

 

仕事内容を変えることで、部下のスキルを向上できるメリットもあります。

部下が経験不足のときの接し方

支援メンバーを追加する

部下を支援するメンバーを追加しましょう。

そして、部下の経験不足を補えるようなチーム構成にするのです。

上司であるあなたが、直接指導しなくても、経験豊富なチームメンバーに部下を支援させることで、経験不足を補うことができるからです。また、チームメンバーの育成スキルも向上させることができます。

 

あなたがチームリーダー、マネージャーの立場でしたら、チーム内の人事を変える権限もあるでしょうから、人材育成の観点でも、チーム構成を考えてみましょう。一石二鳥ですね。

仕事内容に関連する研修を受講させる

部下に仕事内容に関連する研修を受講させましょう。研修を受講することで、仕事内容に関連する知識を短期間に身につけることができるからです。

部下が経験が不足しているときは、入社して間もない、または、異動、転職して間もない場合だと思います。つまり、チームに配属されて間もないときですよね。

仕事内容に関連する研修があれば、チームに配属されて間もないときに、研修を受講させましょう。

他のメンバーから仕事内容の説明をさせる

他のメンバーから、部下に仕事内容の説明をさせましょう。同じ仕事をしているメンバーは、仕事内容について詳しいからです。

詳しい仕事内容を把握することで、部下の経験不足を補うことができます。

部下のコミュニケーションに問題があるときの接し方

部下と1on1を実施する

部下と1on1を実施しましょう。

 

1on1を実施することで、部下は上司であるあなたに親しみを感じやすくなります。結果的に、部下から上司に話しかけやすくなるのです。

 

また、上司に意見を言ってもいいんだという安心感を得られやすくなります。

そうすると、お互いに考えていることを、相手に話しやすくない、コミュニケーションの問題が解消されやすくなります。

ですから、1on1のときは、何を話してもよいのですが、部下を傷つけるようなことは言わないようにしてください。とにかく、部下が上司であるあなたと話しやすいという感覚を持てることが大事なのです。

 

1on1の経験があまりない方は、以下書籍を参考にしてみてください。Yahooで取り入れている1on1の話ですが、非常に参考になります。高頻度で実施するのがポイントのようですね。ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法

部下との定例会を設ける

部下との定例会を設けましょう。定例会を設けることによって、一定の間隔で部下からの報告、連絡、相談をもらえるようになるからです。

部下とのコミュニケーションに問題がある場合は、部下から能動的に、上司に話しかけてこない場合があります。定例会を設ければ、部下も話をせざるを得ないので、その問題を解消できるのです。

 

本来は、部下から適切なタイミングで報告、連絡、相談をもらえるように仕向けるようにする必要はあります。そのためには、上司であるあなたと部下の間で、信頼関係ができている必要があります。

 

もっと言うと、部下から上司であるあなたに話しかけやすいかどうかです。部下が上司に話かけにくいと思っていると、上司と部下の意思疎通が滞ってしまいます。

上記で述べた1on1を実施するなどして、部下との信頼関係を構築できるようにしてください。

上司がコーチング研修を受ける

上司がコーチング研修を受けてください。あるいは、書籍で学習してください。

コーチング研修では、本音や実状を引き出す傾聴・共感、実務に昇華するための質問・深堀り、承認・認知などを学べます。これらは、部下とのコミュニケーションを改善するために必須のスキルと言えます。

部下が仕事ができないときに、できるようにするのが、上司の仕事です。上司も学ばないとけません。

コーチングについて知りたい方は、以下の書籍で勉強してみてください。業界内外から高評価を受けベストセラーを続けるコーチングの実践的入門書です。
新版 コーチングの基本 この1冊ですべてわかる

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仕事ができない部下を持ったときの心構え

仕事ができない部下を持ったときの心構え

仕事ができない部下がいたら、上司の責任です

仕事ができない部下がいる場合、上司であるあなたの責任と考えてください。

上司は、部下の育成に責任があるからです。もちろん、部下の資質は無視できるものではないですが、それも含めて、チームとしてパフォーマンスを発揮できるようにすることが上司の役割なのです。

部下が仕事ができないのあれば、できるようにしてください。

 

私は若い頃は、部下が仕事ができないのであれば、自分がやってしまった方が早いと考えていた時期がありました。ですが、チームメンバーの人数が増えてくると、とてもそんなことはできなくなります。

 

あなた一人ができることは限られるのです。ほとんどの業務を部下に任せて、チームを運営しないといけなくなるのです。

そのときに大事なことは、一人一人の部下が責任を果たすことです。そして、それを支援することが上司の役割なのです。

仕事ができない部下に、仕事ができないと言っても、何も改善しません。部下が仕事できるようにする、そして、部下を出世させることに尽力することが、上司の役割です。

本記事で紹介した12の方法のいずれかの方法を試して、部下が仕事ができるようにしてあげてください。

 

そのような姿勢で部下に接していれば、部下もあなたについていきたいと思えるようになりますよ。

部下の適正を見極める

もう一つ大事な心構えとして、部下の適正を見極めることです。

 

部下が仕事ができないとき、今の仕事が部下にあっていない可能性があるかもしれないことです。

 

私は、自分の部下に、かなり時間をかけて指導していたのですが、何度言っても、改善されてなくて困っていた時期がありました。ですが、その部下が他の現場に配属になった途端、水を得た魚のように活躍しているという噂を聞いたのです。

当時の私は、自分の指導方法がまずかったのかなと思ったのですが、それよりも、仕事内容との相性が良かったようなのです。

ですから、部下の適正を見極め、適切なポジションの仕事を与えることも、上司の大事な心構えなのです。また、それを行うためには、部下のことを十分把握している必要があります。

 

1on1や定例会などを通じて、部下の適正を見極めてください。

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